奈良の興福寺境内の土中から、金・銀・真珠・水晶・琥珀・瑠璃・瑪瑙などの七宝、鏡艦、刀剣など魔除けのための呪術的効果があると信じられるもの(鎮壇具)が発掘されたのは、記憶に新しいところです。しかも約千数百点という膨大な量です。
土地には数百年、数千年、数億年という悠久の歴史が宿っています。昔は戦いや餓えなど、非業の死を遂げる人が多くいたことと思います。恨みつらみ・憎しみ・怒り・悲しみ・無念の思いを残して世を去った場合、その思いは強力なマイナスエネルギーとなり土地にしみ込んでしまう場合があることは広く知られています。
余談になりますが、風水アイテム「関羽様の神像」=関聖帝君(かんせいていくん)は、漢王朝末期から魏・呉・蜀の三国時代(2世紀末~3世紀初期)にかけて中国に実在した武将です。
処刑された後成仏できず、死後もその怨霊が赤兎馬(愛馬)にまたがり「我が首を返せ」と各地に出没したといわれています。
また、死者の思いだけでなく生霊も土地に宿る場合もあるのです。
お店を訪ねてこられた相談者が「新築でありながら水場の調子が良くない」とお話されたことがありました。
風水の相談より前に、施工した時の水道業者に連絡し、チェックして頂くようお伝えしたところ、「もう何度もみてもらっている」とのこと・・・
しかし、施工した時の業者ではなく、別の水道業者にみてもらっているというのです。
不思議に思い、なぜ、別の水道業者にみてもらっているのか尋ねると
「施工の時、意見の食い違いがあり、水道業者とはかなり喧嘩をしたんですよ・・・」
と
「その業者さん、ケンカの後も施工していたのですか?」
「口もきかずに怒った顔して作業してたと思います。こっちはお金払ってるんだから!と、私もお礼も何もいわなかったです」
なるほど、なるほど・・・
「今の状況では、何度みてもらっても駄目かもしれませんね」
「えっ!!どうしたらいいんでしょうか?風水でなんとかなりますか?」
水道配管を掘り返してやり直しをするのはタイヘンです。
ですから 気場改良をお勧めしました。
業者さんの残して行ったマイナスエネルギーを消去するために、【吉日】をえらび「気場改良」を実施致したのです。
その約1ヶ月後、
「その節はお世話になりました。信じられませんが、水場の状況が改善されました。水の流れも排出も良くなり臭いもなくなりました・・・」
「気場改良を行ったあと、一度、汚れた水が流れてきて驚きましたがその後は順調です。
あの汚れた水は水道屋さんの念だったのかもしれませんね~」
・・・とお客様より安堵の連絡を頂きました(^^)
そうそう、もし、土地に水晶が埋められない場合は下記の要領で「気場改良」を実践され
てください。
「地面を掘って行う本格的な方法」から「手軽にできる方法」まで《気場改良》にもいろいろあります。
マンションなどの場合は、自宅の室内の四隅に水晶玉を置くとか、吊るしましょう
(押し入れや、家具が置いてある場合は、押し入れやタンスなどの中で、家の四隅に相当する場所に置くまたは吊るせばOK)。
もっとも簡単にできる「気場改良」の代用としては、観葉植物の植木鉢の底に砂利の代わりに水晶玉を入れてから通常通り土を入れ、気になる場所に置くことです。
これなら誰でも手軽に取り組めるのではないでしょうか。
水晶玉は天然のものに限ります。天然水晶か人工水晶かの違いはプロでもなかなかわかる人が少ない状況です。
また天然水晶でもエネルギーの高いものもそうでないものもあります。
安心できる専門店で買いましょう。
サイズやボリュームは大きい方が、より効果的であることは説明するまでもありません。
★ 紫のネット入り水晶
≪紫≫は浄化と癒しの効果があります。特にトイレは不潔になりやすく邪気が溜まりやすい場所なので、紫のネット袋に水晶玉を入れて吊るすことにより、不浄の気を解消してくれます。
トイレには欠かせないアイテムです。
トイレや脱衣室(浴室)などに窓がない場合は、気の循環が悪く運気がより落ちやすくなっていますので、ネット袋に入れるレインボー水晶玉は大きいほど化殺効果が高まります。
レインボー水晶は、水晶が何千年・何万年もかけて大地で育まれる間に、地殻変動などの天変地異により生じた大自然の証しです。
この、天然のクラック(亀裂)により、光の反射で七色の光が出現するものだけがレインボー水晶と呼ばれます。
本来、水晶玉、パワーストーンの丸玉は台座に載せて設置するのが一般的ですが、各色のネット袋に入れて吊るすことにより、置き場所を取らないという便利さと各色のネット袋と組み合わせることでパワーストーンと色との相乗効果が高まります。目的に合わせた色のネット袋をお選びください。
《風水で使用する七寶・十寶》
風水では、風水アイテムの持つ効力をバージョンアップさせる方法をよく使います。
その代表的なアイテムの一つが「十寶」と呼ばれるものです。「十寶」とは金、銀、銅、生鐵、珍珠(真珠)、瑪瑙(メノウ)、玉(ヒスイ)の七つ(七寶)に、財運を運び邪気を祓う「古銭」と、陰陽五行の五臓、つまりすべてに健康をもたらす意味が込められた五色の色布の「五色綫」、食べることに困らないようにとの願いから、穀物を代表する稲殻、緑豆、紅豆、黒豆、黄豆の「五殻」を加えた十種類の宝です。
「十寶」は、財運アップの他に魔除け、健康、発展、豊かさなどを、他の風水アイテムに与え、彼らのパワーの源になってくれるのです。
さらに、風水アイテムを活用する人にも、財運や健康運、そして豊かさを与えてくれます。
水晶玉や五色玉を使った土地の浄化法は「玉埋め」と呼ばれ、神社仏閣の敷地をはじめ、各地で建物を建てる際《土地を清め幸福になるため》に、敷地の四隅と中心に埋められ活用されていました。